2022/7/15 金曜日

【ありがとうございました】島根県立吉賀高等学校の皆様が研修旅行の一環で来校されました。

Filed under: オープンキャンパス・学校見学 — yo @ 16:36:48

令和4年7月14日(木)、島根県立吉賀高等学校の3年生14名と先生2名が、研修旅行の一環で来校されました。

メイン会場の教室には、柔道整復科3年生の女子が書いてくれたウェルカムボードがお出迎え😊
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その後、各学科の実技体験スタート✨

まずは理学療法科。左右の筋力差を短時間で調整する手技にチャレンジ!
その効果のすごさに思わず驚きの声が!😲
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続いて診療放射線科。X線一般撮影装置(いわゆるレントゲン撮影)の扱い方をレクチャーしてもらいました。
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午前中の最後は看護科。ハイブリッドシミュレータ(通称:フィジ子ちゃん)を用いて、脈診と聴診器を用いての呼吸音・心音の聴取を体験しました。
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また、お昼には気分転換にフットサル⚽
雨予報でしたが、天候も味方してくれました!
おかげで本校サッカー部の面々とレクリエーションを楽しむことができました。
ちなみに吉賀町は町ぐるみでサッカーによる町おこしをされているそうで、サッカー部に所属している生徒さんは半端なく上手でした。。。😲
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午後は再び実技体験。まずは歯科衛生科から。
基本中の基本である、ブラッシング指導について学びました。
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続いて鍼灸科。初めて触れる鍼に興味津々。
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また、耳つぼ鍼も体験してみました。
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さらに柔道整復科。様々な種類のテーピングに触れてみました。
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柔道整復科の先生の実演では、その速さと正確さに皆びっくり😵
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そして最後にスポーツトレーナー。
パフォーマンスを向上させるトレーニング方法についての話を聞いた後、実際にいくつかのトレーニングにチャレンジしてみました🏃
俊敏性を向上させるトレーニングでは、驚きの記録も生まれました!
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あっという間の7時間でした。最後にウェルカムボードの前で記念撮影📷
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生徒の皆さん、長時間の体験授業お疲れさまでした。
また、引率の先生方も大変なご苦労であったと思います。

3年生の皆さんは、これから進路を決定する大切な時期を迎えます。
本校で学んだ内容が、今後の皆さんの人生において何かしらの糧となることを、本校教職員一同、心より願っております。

また福岡にお越しになる機会があれば、気軽に遊びに来てくださいね♪

2022/6/27 月曜日

ドクターハートのつぶやき(84)

Filed under: プライベート — yo @ 17:05:46

福岡医療専門学校 顧問 桑木絅一(循環器専門医)

左房血栓形成予防としての左心耳閉鎖術について

 心房細動は、脳梗塞の危険因子です。それは、心房細動では、左心房に壁在血栓が出来やすく、壁在血栓は遊離して、血流にのって脳に達し、脳血栓症、脳梗塞を引き起こす可能性があるからです。
壁在血栓の出来やすい部位は、左心房の中でも左心耳と呼ばれる部位です。ここは、盲管になっており、血流の停滞が起こりやすい、即ち、血栓のできやすい、部位です。
左房内血栓形成の予防として、この袋状の部分を閉鎖してしまおうというアイデアが以前からあり、実際に手術的に閉鎖術が施行されていました。しかし、左心耳の閉鎖術にとどまらない、大掛かりな心臓手術となってしまい、左心耳閉鎖術は、広く行われるようにはなりませんでした。
最近になって、この左心耳にすっぽりはまるような器具(デバイス)が開発され、より簡便な右心カテーテル法を用いて、左心耳に装着することが可能となりました。装着後の経過も血栓予防効果も良好です。
左心耳内に血栓が出来ないようにするには、抗血小板薬治療や抗凝固療法など、出血の危険性と隣り合わせの服薬治療が必要で、「さじかげん」が、難しいところもありました。このデバイスのおかげで、ある意味、気楽に、血栓予防のデバイスを用いることが可能となり、
左心耳の血栓形成予防に、大きな変革をもたらしました。
このデバイスを用いた左心耳閉鎖術は左心耳内血栓形成を防ぐ、いわば、第一選択となってきました。

2022/5/20 金曜日

令和4年度スポーツ大会総集編✨

4月末に3年ぶりにシーサイドももち海浜公園と百道中央公園にて『スポーツ大会』を行いました\(^o^)/
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、ここ2年は中止していましたが、今年は新型コロナウイルス感染症対策と熱中症対策を徹底し、学年別(3部制)で行いました。

本校では“チームワークを必要とするスポーツを通じてクラスの和を高め、互いに親睦を深めること”を目的としてスポーツ大会を行っています。
3年ぶりのスポーツ大会ということで、種目を一新!!(^^♪

【ビーチバレーボール】
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【ビーチサッカー】
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【ベースボール5】
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Fiスポーツ大会恒例のクラスTシャツも作成しているクラスもありましたよ♪
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みなさんおつかれさまでした✨
クラスの団結はもちろん、学科をこえた交流ができたと思います✨

スポーツ大会の結果はInstagramに掲載しています。
過去のスポーツ大会の模様は過去ブログ(2018-06-19)ブログ(2017-05-09)へ。

2022/5/18 水曜日

歯科ユニットショールームにお邪魔しました。

Filed under: 歯科衛生科 — yo @ 9:13:09

令和5年4月に新設する歯科衛生科の準備が順調に進んでいます。
今日は、校内に設置する歯科ユニットの打合せで、ショールームにお邪魔しています。

清潔感漂うピカピカのショールームです✨
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たくさんの歯科ユニットが並んでいました。圧巻です😲
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本校に設置される予定の歯科ユニットがこちら。シートはオレンジ色です。
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このユニット、世界三大デザイン賞を受賞しているんです!
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実際に私たちも触らせてもらいました。
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歯科衛生科の先生より。
「カメラの操作も思っていたより易しく、直感的に操作できます。できることが無限大に想像できるので、実技の授業が今からとても楽しみです😊」

新しい機器を取り揃えた実習室は、8月頃に完成する予定です。
歯科衛生士に興味がある皆さん、ぜひオープンキャンパスに来て、実際に見て触れてみてくださいね✨

2022/4/25 月曜日

☆新1年生の授業風景ご紹介☆

Filed under: 看護科, キャンパスライフ — yo @ 14:58:50

今日は、看護科1年生のクラスにお邪魔してみました。
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入学してからもうすぐ1か月、少しずつ学校生活にも慣れてきています。

看護科の授業はタブレットにインストールされている教科書を用いて行いますが、操作は早くもお手の物です。
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この時間は、看護科副校長である加藤先生の「解剖生理学」。
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人体の構造と機能を学ぶ、医療を志す者たちにとって登竜門となる科目です。

しっかりと知識を身につけて、今後の実技&実習に役立ててくださいね😊

ドクターハートのつぶやき(83) 

Filed under: プライベート — yo @ 14:07:29

心筋梗塞後のマクロファージ浸潤の意味について
  

福岡医療専門学校 顧問  桑木絅一(循環器専門医)

     心筋梗塞後のマクロファージの浸潤とその役割について

 心筋梗塞後壊死に陥った心筋には、マクロファージ(大型の一種の白血球)が、浸潤します。
心筋梗塞発症後、初期の段階では、まず炎症性マクロファージが浸潤し、心筋梗塞によりダメージを受けた組織を、炎症によって破壊、貪食します。
次いで、組織の修復を司るマクロファージの浸潤が続きます。これは、血管新生や繊維化を行い、梗塞心筋の瘢痕治癒化に寄与しています。
梗塞後の心不全は、梗塞により心筋収縮力が低下したために発生すると一般的には考えられていますが、この考えかたでは理解できない、心不全発症機序、即ち、「マクロファージ機能不全」、もあることが分かってきました。
即ち、梗塞心筋のいわば後始末、地ならしの作業のなど、一連のマクロファージによる心筋の「メインテナンス」不良によるもの、が原因であるものもある、といった新しい考え方です。
梗塞後の心不全を見るとき、心筋のダメージにのみとらわれないで、見かけ上、軽度のダメージでも心不全が発症する、即ち、マクロファージによる心筋のメインテナンス不良によるものもあるという、別の観点からの見方も念頭に置くべき、ということです。

2022/4/4 月曜日

ドクターハートのつぶやき(82)

Filed under: プライベート — yo @ 14:31:32

肺動脈血栓塞栓症(Pulmonary Artery TromboEmborysm)後に残った肺高血圧症

福岡医療専門学校 顧問  桑木絅一(循環器専門医)

 肺動脈圧は、右心室によって生み出されます。従って、当然、動脈圧つまり、血圧(左心室圧)に比べれば低値です.正常値は20mmHg以下です。
広い範囲の、とくに細い、肺動脈が 血栓により慢性的に狭窄・閉塞され、肺動脈圧が上昇、肺高血圧が進行します。肺高血症の症状は、息切れや動悸など、本症以外でもよく見られる、非特異的なものが多く、初めのうちは目立ちません。肺高血圧が6か月以上持続すると、やっと右心室の拡張や、肥大、頑固なむくみなど、右心系心臓障害の特徴的な症状がみられるようになります。 
 肺高血圧症の原因となる肺動脈血栓塞栓症(pulmonary artery thrombo-emborysm PATHE)は対しては塞栓症発症初期であれば、血栓除去術、肺動脈内膜形成術、など、外科的なアプローチが可能ですが、成績は悪く、結局、肺高血圧を残してしまいます。
本症の長期予後は悪くリハビリや再発予防に委ねることになります。

2022/3/22 火曜日

ドクターハートのつぶやき

Filed under: プライベート — yo @ 8:32:56

心機能を表す「EF」(Ejection Fraction 駆出分画)について

福岡医療専門学校 顧問  桑木絅一(循環器専門医)

「心筋梗塞発症後、心機能が低下し、心不全に陥った」という話を聞いたことがあるでしょう。今回は、この「心機能」を表す代表的な用語、EFについて解説します。
 単に心機能というときは、左心室の働き具合をいいます。左心室は、その拡張期に血液を蓄え、収縮期に拍出します。この左心室が1回に拍出するボリュームを1回心拍出量といいます。そして、拡張期の左心室容量の何%が拍出されたか、をEF ejection fraction 駆出分画といいます。心拍出量は左心室容量の全てではなく、正常でもその60%程度です。この時EF 60といいます。心機能が低下して、EF 30以下になると、心不全に陥ることになります。これをHFrEF(heart failure with reduced ejection fraction)と表現します。心機能の低下がないにもかかわらず、心不全に陥ることもあります。これは、HFpEF (heart failure with preserved ejection fraction)です。行き過ぎた補液の結果などにみられます
 このように、心不全を起こしている心機能状態を、EFを併記することにより、心不全がなぜ生じているのか、より具体的に理解することが出来ます。
なお、心室の容積は、心エコー法により、容易に求めることが出来ます。

2022/3/5 土曜日

キットカットに想いを込めて

Filed under: 柔道整復科, キャンパスライフ — yo @ 15:01:56

冬の寒さも幾分和らぎ始め、ニュースでは桜の開花予想が流れる季節となりましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

明日、3/6(日)は柔道整復師国家試験が実施されます。
本校には理学療法科・診療放射線科・看護科・柔道整復科・鍼灸科の5学科がありますが、その中では柔道整復師の国家試験が最後に行われます。

今日はその前日ということで、国家試験説明会と教員の先生達からの激励が行われました。
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大事な大事な受験票も受け取りました。
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その後、学生一人ひとりにキットカットが渡されました。
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柔道整復科の先生達全員が、1つ1つ手書きで書いたメッセージ付きです😊
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↓3年生担任の先生達のメッセージ。万感の想いがこもっています。
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もらった学生達も勇気100倍💪
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これで明日は「きっと勝つ」。
みんな、勝てるだけの準備は十二分に行ってきました。
明日はそれを発揮する晴れ舞台🌸
気負わず、焦らず、弱気にならず、努力してきたことに対する「自信」だけを抱え、安心して試験会場に出向いてください!
全国最強レベルの先生達が、みんなを見守っています。だから大丈夫です。

笑顔で学校に帰って来るのを楽しみにしています✨

2022/1/25 火曜日

ドクターハートのつぶやき

Filed under: プライベート — yo @ 17:46:48

虚血性心疾患の新しい考え方
急性冠症候群と慢性冠症候群

福岡医療専門学校 顧問  桑木絅一(循環器専門医)

 虚血性心疾患(=冠動脈疾患 )Ischemic Heart Disease IHDは、心筋が代謝に必要な十分な血液を受け取ることが出来ず、酸素不足に陥り、心機能が障害される疾患と定義されます。
 これは、これまでと違って、すっきりと、急性冠症候群Acute Coronary Syndrome ACSと、慢性冠症候群Chronic Coronary Syndome CCSとに分類され、それぞれに異なった対応となります。。
 ACSは、これまでと同様に、急性心筋梗塞や不安定狭心症、など緊急カテーテル治療(PCI)など、急性心筋梗塞発症を想定した対応になります。これに関しては、多くの施設が、熱心に取り組んでいたり、関連するネットワークが構築されたり、救急体制が整ったり、それなりの成果を上げています。

 一方、CCSは、心筋梗塞疑いの胸痛を訴える症例から、冠攣縮性狭心症、微小血管狭心症、など、未だ原因不明の多くの狭心症を含み、生涯にわたって、如何にしてACSを発症させないようにするか、に課題が残っています。即ち、薬物による治療や、生活改善への介入、など、主に内科的な治療が継続されます。 
 さらに、予防的冠動脈再建なども必要となることもあります。即ち、疾患としては、治癒していないということです。総合的な、経過観察、管理が、生涯にわたって継続されます。必要となります。
 それが、CCSとして、最重要ポイントです。

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