ドクターハートのつぶやき Vol.03
桑木先生によるドクターハートのつぶやき\(^o^)/
全力で走った時、息苦しくなり早く次の息を吸いたくなるでしょう。
思わず、「ハアハア」とか「ゼーゼー」など声を出してしまいます。
これほどまでにひどくないにしても、風邪を引いているときなどには、
軽い運動(労作)でこれと似た状況を呈することがあります。
静かにしているときの呼吸は、穏やかで、近くに居てもその呼吸音は聞こえません。
その呼吸音が聞こえるとき、「息が荒い」と表現されます。
ここでは、これらをひっくるめて、「息切れ」と表現しましょう。
息切れは、心不全つまり、身体の酸素需要に対して、
心臓を介しての供給が十分でないときの症状であることがあります。
肺を介して出来るだけ多くの酸素を取り込んで酸素供給の効率を高めようとするものです。
息切れは、その努力の表現です。
ひどい息切れは分かりやすいですが、軽いそれは自他共に、気づかないこともあります。
例えば、並んで歩いているとき、同じ歩調でありながら、隣の人より呼吸が荒くなったり、
息切れして歩みが遅れたり、など、気をつけていれば、いくつかサインがあるものです。
心不全の兆候かもしれない、これらのサインを大事にしたいものです。
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