☆新1年生の授業風景ご紹介☆
今日は、看護科1年生のクラスにお邪魔してみました。
入学してからもうすぐ1か月、少しずつ学校生活にも慣れてきています。
看護科の授業はタブレットにインストールされている教科書を用いて行いますが、操作は早くもお手の物です。
この時間は、看護科副校長である加藤先生の「解剖生理学」。
人体の構造と機能を学ぶ、医療を志す者たちにとって登竜門となる科目です。
しっかりと知識を身につけて、今後の実技&実習に役立ててくださいね😊
今日は、看護科1年生のクラスにお邪魔してみました。
入学してからもうすぐ1か月、少しずつ学校生活にも慣れてきています。
看護科の授業はタブレットにインストールされている教科書を用いて行いますが、操作は早くもお手の物です。
この時間は、看護科副校長である加藤先生の「解剖生理学」。
人体の構造と機能を学ぶ、医療を志す者たちにとって登竜門となる科目です。
しっかりと知識を身につけて、今後の実技&実習に役立ててくださいね😊
心筋梗塞後のマクロファージ浸潤の意味について
福岡医療専門学校 顧問 桑木絅一(循環器専門医)
心筋梗塞後のマクロファージの浸潤とその役割について
心筋梗塞後壊死に陥った心筋には、マクロファージ(大型の一種の白血球)が、浸潤します。
心筋梗塞発症後、初期の段階では、まず炎症性マクロファージが浸潤し、心筋梗塞によりダメージを受けた組織を、炎症によって破壊、貪食します。
次いで、組織の修復を司るマクロファージの浸潤が続きます。これは、血管新生や繊維化を行い、梗塞心筋の瘢痕治癒化に寄与しています。
梗塞後の心不全は、梗塞により心筋収縮力が低下したために発生すると一般的には考えられていますが、この考えかたでは理解できない、心不全発症機序、即ち、「マクロファージ機能不全」、もあることが分かってきました。
即ち、梗塞心筋のいわば後始末、地ならしの作業のなど、一連のマクロファージによる心筋の「メインテナンス」不良によるもの、が原因であるものもある、といった新しい考え方です。
梗塞後の心不全を見るとき、心筋のダメージにのみとらわれないで、見かけ上、軽度のダメージでも心不全が発症する、即ち、マクロファージによる心筋のメインテナンス不良によるものもあるという、別の観点からの見方も念頭に置くべき、ということです。
肺動脈血栓塞栓症(Pulmonary Artery TromboEmborysm)後に残った肺高血圧症
福岡医療専門学校 顧問 桑木絅一(循環器専門医)
肺動脈圧は、右心室によって生み出されます。従って、当然、動脈圧つまり、血圧(左心室圧)に比べれば低値です.正常値は20mmHg以下です。
広い範囲の、とくに細い、肺動脈が 血栓により慢性的に狭窄・閉塞され、肺動脈圧が上昇、肺高血圧が進行します。肺高血症の症状は、息切れや動悸など、本症以外でもよく見られる、非特異的なものが多く、初めのうちは目立ちません。肺高血圧が6か月以上持続すると、やっと右心室の拡張や、肥大、頑固なむくみなど、右心系心臓障害の特徴的な症状がみられるようになります。
肺高血圧症の原因となる肺動脈血栓塞栓症(pulmonary artery thrombo-emborysm PATHE)は対しては塞栓症発症初期であれば、血栓除去術、肺動脈内膜形成術、など、外科的なアプローチが可能ですが、成績は悪く、結局、肺高血圧を残してしまいます。
本症の長期予後は悪くリハビリや再発予防に委ねることになります。
心機能を表す「EF」(Ejection Fraction 駆出分画)について
福岡医療専門学校 顧問 桑木絅一(循環器専門医)
「心筋梗塞発症後、心機能が低下し、心不全に陥った」という話を聞いたことがあるでしょう。今回は、この「心機能」を表す代表的な用語、EFについて解説します。
単に心機能というときは、左心室の働き具合をいいます。左心室は、その拡張期に血液を蓄え、収縮期に拍出します。この左心室が1回に拍出するボリュームを1回心拍出量といいます。そして、拡張期の左心室容量の何%が拍出されたか、をEF ejection fraction 駆出分画といいます。心拍出量は左心室容量の全てではなく、正常でもその60%程度です。この時EF 60といいます。心機能が低下して、EF 30以下になると、心不全に陥ることになります。これをHFrEF(heart failure with reduced ejection fraction)と表現します。心機能の低下がないにもかかわらず、心不全に陥ることもあります。これは、HFpEF (heart failure with preserved ejection fraction)です。行き過ぎた補液の結果などにみられます
このように、心不全を起こしている心機能状態を、EFを併記することにより、心不全がなぜ生じているのか、より具体的に理解することが出来ます。
なお、心室の容積は、心エコー法により、容易に求めることが出来ます。
冬の寒さも幾分和らぎ始め、ニュースでは桜の開花予想が流れる季節となりましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
明日、3/6(日)は柔道整復師国家試験が実施されます。
本校には理学療法科・診療放射線科・看護科・柔道整復科・鍼灸科の5学科がありますが、その中では柔道整復師の国家試験が最後に行われます。
今日はその前日ということで、国家試験説明会と教員の先生達からの激励が行われました。
大事な大事な受験票も受け取りました。
その後、学生一人ひとりにキットカットが渡されました。
柔道整復科の先生達全員が、1つ1つ手書きで書いたメッセージ付きです😊
↓3年生担任の先生達のメッセージ。万感の想いがこもっています。
もらった学生達も勇気100倍💪
これで明日は「きっと勝つ」。
みんな、勝てるだけの準備は十二分に行ってきました。
明日はそれを発揮する晴れ舞台🌸
気負わず、焦らず、弱気にならず、努力してきたことに対する「自信」だけを抱え、安心して試験会場に出向いてください!
全国最強レベルの先生達が、みんなを見守っています。だから大丈夫です。
笑顔で学校に帰って来るのを楽しみにしています✨
虚血性心疾患の新しい考え方
急性冠症候群と慢性冠症候群
福岡医療専門学校 顧問 桑木絅一(循環器専門医)
虚血性心疾患(=冠動脈疾患 )Ischemic Heart Disease IHDは、心筋が代謝に必要な十分な血液を受け取ることが出来ず、酸素不足に陥り、心機能が障害される疾患と定義されます。
これは、これまでと違って、すっきりと、急性冠症候群Acute Coronary Syndrome ACSと、慢性冠症候群Chronic Coronary Syndome CCSとに分類され、それぞれに異なった対応となります。。
ACSは、これまでと同様に、急性心筋梗塞や不安定狭心症、など緊急カテーテル治療(PCI)など、急性心筋梗塞発症を想定した対応になります。これに関しては、多くの施設が、熱心に取り組んでいたり、関連するネットワークが構築されたり、救急体制が整ったり、それなりの成果を上げています。
一方、CCSは、心筋梗塞疑いの胸痛を訴える症例から、冠攣縮性狭心症、微小血管狭心症、など、未だ原因不明の多くの狭心症を含み、生涯にわたって、如何にしてACSを発症させないようにするか、に課題が残っています。即ち、薬物による治療や、生活改善への介入、など、主に内科的な治療が継続されます。
さらに、予防的冠動脈再建なども必要となることもあります。即ち、疾患としては、治癒していないということです。総合的な、経過観察、管理が、生涯にわたって継続されます。必要となります。
それが、CCSとして、最重要ポイントです。
国家試験前の恒例行事、鉛筆渡しが行われました。
まずは柔道場の神棚にご挨拶。
コロナ禍のため全員に手渡しはできませんが、湯島天神の鉛筆を受験生一人ひとりに配りました。
湯島天神のご利益は合格祈願と学業成就。受験生がここまで頑張ってきたことが上手く行きますように。そんな思いを込めて渡しています。
無事、国家資格取り、その後社会で活躍すること。
本校で学んだことが生涯において成就しますように。
寒空の中、学校の梅の花も咲き始めました。皆さんの努力も花開きますように。
国家試験まで残りわずかです。コロナ禍でも受験生は毎日頑張っています。皆の学業成就を願い、我々教員も全力でサポートしていきます。
みなさん、こんにちは。
今回のブログでは、認定試験を控えたスポーツトレーナーの卵たちの様子をご紹介します。
本校の理学療法科・柔道整復科・鍼灸科にはスポーツトレーナーがあります。
スポーツトレーナーに所属する各学科の2年生は、いよいよ、1/28(金)にJATI-ATI(日本トレーニング指導者協会認定トレーニング指導者)認定試験を受験します。
試験まで残り約1週間、最後の追い込みに力が入ります。
この日の午後1コマ目は、難関科目の運動生理学!💪
総復習として本番さながらの演習問題に取り組みました。
この科目は苦手とする人が多いのですが、みんなで努力して乗り越えてきました😊
さらに、外部講師による特別講義では本番へ向けての心構えも学びました。
スポーツトレーナーコース長 林先生より応援メッセージ✨
「one for all, all for one. みんなで合格をつかみ取りましょう!」
あと少しの頑張りで花は開きます🌸
みんな、応援しとるけんねー!
腎デナベーション
福岡医療専門学校 顧問 桑木絅一(循環器専門医)
腎臓は、交感神経を介して循環体液量の調節をしています。即ち、腎血流が減少した時に、それを感知して、その血流量を増やすために血圧を上昇させようとします。そして、その機能が破綻すると、必要もなく血圧をあげ、コントロールしにくいいわゆる治療抵抗性高血圧症や、高血圧性心不全などの発症につながります。
この時、交感神経系経路を遮断してしまおう、というアイデアが出てきました。すなわち、腎交感神経遮断術(renal sympathetic denervation、腎デナーベーション(RDN)です。
デナーベーション(交感神経遮断術)は、経カテーテル的に組織破壊用カテーテルを腎動脈に進め、そこに電流や超音波など腎動脈を内側から破壊する刺激を与えます。
破壊の方法としては、電流のほかに、アルコール、超音波、などが用いられています。
腎デナーベーションの結果としては、なかなか下がらなかった血圧が旨くコントロールできた、心不全発症や不整脈発現の予防につながった、など良い成績が報告されています。
高血圧が再発しないか?に関しては、この治療法がまだ治験段階であるところから、十分な検討が進んでいないのが現状です。
とはいっても、高血圧症治療の選択肢としておおいに期待されています。
皆様、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
早速ですが、新年のオープンキャンパス・入試の日程についてお知らせいたします。
全学科、令和4年度入学生を募集中です。医療系への進学をご希望されている高校3年生の方、社会人の方、まだ間に合います。
また、次年度以降の進路をご検討されている高校2年生・1年生の方、社会人の方、まずはオープンキャンパスにお越しになられてみませんか?ご自身の目で見て、体験して、将来に向けた一歩を踏み出しましょう。
1月のオープンキャンパス、入試日程のご案内です。
●オープンキャンパス●
・1/ 8(土)13:00〜15:00【入試対策講座】
・1/22(土)13:00〜15:00【入試対策講座】
・1/29(土)13:00〜15:00【実技体験DAY】
・1/30(日)11:00〜13:00【入試対策講座】
※1/8(土)、22(土)、29(土)の10:00〜10:30はZoom入試説明会も開催します。
お申込みはオープンキャンパス(PCでご覧の方はこちら)ページからお願いします。
●入試●
現在出願受付中の日程は以下のとおりです。
・1/9(日)一般入試
募集学科:全学科(理学療法科、診療放射線科、看護科、柔道整復科、鍼灸科)
Web出願サイト開設期間:〜1/7(金)17:00
出願書類受付期間:〜1/8(土)17:00
・1/16(日)オンライン入試(AO)
対象学科:理学療法科、柔道整復科、鍼灸科
Web出願サイト開設期間:〜1/12(水)17:00
出願書類受付期間:1/14(金)17:00
※詳細は受験生サイト(PCでご覧の方はこちら)の学生募集要項をご確認ください。
今年も皆様にとってより良い1年なりますようにお祈り申し上げます。
引き続き、福岡医療専門学校をよろしくお願いいたします。
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