2022/9/3 土曜日

ドクターハートのつぶやき(86)

Filed under: プライベート — yo @ 10:54:06

低カリウム血症

福岡医療専門学校 顧問 桑木絅一(循環器専門医)

どんなに多く食べても、飲んでも、健常人では、水・電解質・酸塩基バランスは生理的範囲に調整されています。そして、そのバランスがくずれるといろいろなからだの不調が現れることがあります。
カリウム(K)は、細胞内の主要な陽イオンですが、健診などで、低カリウムが指摘されることの多い項目です。そのレベルでは、多くは目立った症状はありません。
食事の偏りがありカリウムの摂取が不足していたり、利尿薬などの影響で排泄が多くなると、低値(低カリウム血症)となることがあります。低カリウム血が認められたら、まず、これらの要因を考慮してください。
低カリウム血症は、無症状に経過し、検査結果から気づかれることが普通ですが、低カリウム血症を呈する特別な病気もあり、またまれに危険な不整脈の原因となることもあり、決して侮れません。
低カリウム血症と診断されたときは、食事の習慣や服薬状況など、念のためにチェックしておきたいものです。なお、心電図波形には、特徴的なパターンが見られ、本症の早期発見に役立ちます。

2022/8/19 金曜日

第55回 公益社団法人 全国柔道整復学校協会 柔道大会に出場しました!

令和4年8月10日(水)、東京武道館にて3年ぶりに「全国柔道整復学校協会 柔道大会」が開催され、本校柔道整復科の学生3名が大会に出場しました。

<参加選手>
先鋒:柔道整復科3年 松永昂士(宮崎日大高校出身)写真左
中堅:柔道整復科3年 白波大喜(宮崎日大高校出身)写真中央
大将:柔道整復科1年 今村 光(鵬翔高校出身)  写真右

1.JPG

<予選リーグ一回戦>
福岡医療専門学校 −0 京都医健専門学校
先鋒:松永(一本勝ち)
中堅:白波(一本勝ち)
大将:今村(一本勝ち)
全員が一本勝ちで勝利しました。

2.JPG
3.JPG
4.JPG

<予選リーグ二回戦>
福岡医療専門学校 −0朝日医療専門学校
先鋒:松永(一本勝ち)
中堅:白波(一本勝ち)
大将:今村(不戦勝)

予選リーグ2試合の結果、決勝トーナメント出場が決定しました。
↓この写真は先鋒松永選手が綺麗な背負投げで1本を取る様子です。
5.JPG

6.JPG
7.JPG

<準決勝>
福岡医療専門学校 ◆檻亜‘本総合医療専門学校
先鋒:松永(一本勝ち)
中堅:白波(一本勝ち)
大将:今村(引き分け)

先鋒の松永選手が試合序盤「技有」を奪われ厳しい試合展開を迎えましたが、チーム一丸となり乗り越えました。

さあ、次はいよいよ決勝戦・・・心技体すべてにおいて「ギア」が上がってきました。
8.JPG
9.JPG
10.JPG

<決勝戦>
対戦相手は育英メディカル専門学校です。
選手達は全力を出し切り戦ってくれました!

11.JPG
12.JPG
13.JPG
14.JPG
15.JPG

そして試合結果は・・・
福岡医療専門学校 −0 育英メディカル専門学校
先鋒:松永(技有勝ち)
中堅:白波(一本勝ち)
大将:今村(一本勝ち)

全国大会で優勝しました!
しかも、最優秀選手に本校キャプテン白波大喜選手が、優秀選手に松永昂士選手が選出されました。

16.JPG
17.JPG
18.JPG

応援してくれた皆様、ありがとうございました。
そして、日頃の練習の成果を十二分に発揮し、輝かしい成績を残してくれた選手達、感動をありがとう!

柔道整復師を養成する福岡医療専門学校

2022/8/4 木曜日

ドクターハートのつぶやき(85)

Filed under: プライベート — yo @ 14:22:13

糖尿病治療薬変じて心不全治療薬となる:SGL2物語

福岡医療専門学校 顧問 桑木絅一(循環器専門医)

SGL2(sodium glucose cotransporter 2)阻害薬は、糖尿病治療薬としてすでに広く用いられています。(ジャディアンス、フォシーガなど)
糖尿病には心血管病の合併症が多く、それがもとで心不全に陥っている例も少なくありません。この心不全が、糖尿病治療薬SGL2阻害薬使用中の例では、重症化しない、あるいは改善した、という予期せぬことが、頻回にみられました。そこで、糖尿病を合併していない心不全の症例では、その改善効果がみられるかどうか、検討されました。つまり、多数の心不全患者での大規模治験が組まれました。
その結果、本薬は心不全を改善する、心不全を予防する、と結論され、新たな、心不全治療薬として認められることとなりました。
このような「いきさつ」を経て、現在では、心不全治療薬として、広く用いられることとなりました。
通常、新薬は、治療効果があること、副作用がないことなどを確認して、市場に出されますが、本薬のように、すでに市場に出回っている薬剤に関しては、その副作用など、マイナス面の検討の必要はなく、効果についてのみ、検討が残っていることになり、医療経済の観点からも、歓迎されます。
 このような例は、あまりありませんので、紹介しました。

2022/7/15 金曜日

【ありがとうございました】島根県立吉賀高等学校の皆様が研修旅行の一環で来校されました。

Filed under: オープンキャンパス・学校見学 — yo @ 16:36:48

令和4年7月14日(木)、島根県立吉賀高等学校の3年生14名と先生2名が、研修旅行の一環で来校されました。

メイン会場の教室には、柔道整復科3年生の女子が書いてくれたウェルカムボードがお出迎え😊
1.jpg

その後、各学科の実技体験スタート✨

まずは理学療法科。左右の筋力差を短時間で調整する手技にチャレンジ!
その効果のすごさに思わず驚きの声が!😲
2.JPG

続いて診療放射線科。X線一般撮影装置(いわゆるレントゲン撮影)の扱い方をレクチャーしてもらいました。
3.JPG

午前中の最後は看護科。ハイブリッドシミュレータ(通称:フィジ子ちゃん)を用いて、脈診と聴診器を用いての呼吸音・心音の聴取を体験しました。
4.JPG

また、お昼には気分転換にフットサル⚽
雨予報でしたが、天候も味方してくれました!
おかげで本校サッカー部の面々とレクリエーションを楽しむことができました。
ちなみに吉賀町は町ぐるみでサッカーによる町おこしをされているそうで、サッカー部に所属している生徒さんは半端なく上手でした。。。😲
5.JPG
6.JPG
7.JPG

午後は再び実技体験。まずは歯科衛生科から。
基本中の基本である、ブラッシング指導について学びました。
8.JPG

続いて鍼灸科。初めて触れる鍼に興味津々。
9.JPG
10.JPG

また、耳つぼ鍼も体験してみました。
11.JPG
12.JPG

さらに柔道整復科。様々な種類のテーピングに触れてみました。
13.JPG

柔道整復科の先生の実演では、その速さと正確さに皆びっくり😵
14.JPG

そして最後にスポーツトレーナー。
パフォーマンスを向上させるトレーニング方法についての話を聞いた後、実際にいくつかのトレーニングにチャレンジしてみました🏃
俊敏性を向上させるトレーニングでは、驚きの記録も生まれました!
15.JPG
16.JPG

あっという間の7時間でした。最後にウェルカムボードの前で記念撮影📷
17.jpg

生徒の皆さん、長時間の体験授業お疲れさまでした。
また、引率の先生方も大変なご苦労であったと思います。

3年生の皆さんは、これから進路を決定する大切な時期を迎えます。
本校で学んだ内容が、今後の皆さんの人生において何かしらの糧となることを、本校教職員一同、心より願っております。

また福岡にお越しになる機会があれば、気軽に遊びに来てくださいね♪

2022/6/27 月曜日

ドクターハートのつぶやき(84)

Filed under: プライベート — yo @ 17:05:46

福岡医療専門学校 顧問 桑木絅一(循環器専門医)

左房血栓形成予防としての左心耳閉鎖術について

 心房細動は、脳梗塞の危険因子です。それは、心房細動では、左心房に壁在血栓が出来やすく、壁在血栓は遊離して、血流にのって脳に達し、脳血栓症、脳梗塞を引き起こす可能性があるからです。
壁在血栓の出来やすい部位は、左心房の中でも左心耳と呼ばれる部位です。ここは、盲管になっており、血流の停滞が起こりやすい、即ち、血栓のできやすい、部位です。
左房内血栓形成の予防として、この袋状の部分を閉鎖してしまおうというアイデアが以前からあり、実際に手術的に閉鎖術が施行されていました。しかし、左心耳の閉鎖術にとどまらない、大掛かりな心臓手術となってしまい、左心耳閉鎖術は、広く行われるようにはなりませんでした。
最近になって、この左心耳にすっぽりはまるような器具(デバイス)が開発され、より簡便な右心カテーテル法を用いて、左心耳に装着することが可能となりました。装着後の経過も血栓予防効果も良好です。
左心耳内に血栓が出来ないようにするには、抗血小板薬治療や抗凝固療法など、出血の危険性と隣り合わせの服薬治療が必要で、「さじかげん」が、難しいところもありました。このデバイスのおかげで、ある意味、気楽に、血栓予防のデバイスを用いることが可能となり、
左心耳の血栓形成予防に、大きな変革をもたらしました。
このデバイスを用いた左心耳閉鎖術は左心耳内血栓形成を防ぐ、いわば、第一選択となってきました。

2022/5/20 金曜日

令和4年度スポーツ大会総集編✨

4月末に3年ぶりにシーサイドももち海浜公園と百道中央公園にて『スポーツ大会』を行いました\(^o^)/
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、ここ2年は中止していましたが、今年は新型コロナウイルス感染症対策と熱中症対策を徹底し、学年別(3部制)で行いました。

本校では“チームワークを必要とするスポーツを通じてクラスの和を高め、互いに親睦を深めること”を目的としてスポーツ大会を行っています。
3年ぶりのスポーツ大会ということで、種目を一新!!(^^♪

【ビーチバレーボール】
1-1.JPG

1-2.JPG

IMG_6658.JPG

【ビーチサッカー】
2-2.jpg

2-1.JPG

【ベースボール5】
3-2.jpg

3-1.jpg

Fiスポーツ大会恒例のクラスTシャツも作成しているクラスもありましたよ♪
IMG_6631.JPG

4-3.jpg

IMG_6661.JPG

IMG_6660.JPG

みなさんおつかれさまでした✨
クラスの団結はもちろん、学科をこえた交流ができたと思います✨

スポーツ大会の結果はInstagramに掲載しています。
過去のスポーツ大会の模様は過去ブログ(2018-06-19)ブログ(2017-05-09)へ。

2022/5/18 水曜日

歯科ユニットショールームにお邪魔しました。

Filed under: 歯科衛生科 — yo @ 9:13:09

令和5年4月に新設する歯科衛生科の準備が順調に進んでいます。
今日は、校内に設置する歯科ユニットの打合せで、ショールームにお邪魔しています。

清潔感漂うピカピカのショールームです✨
IMG_6740.JPG

たくさんの歯科ユニットが並んでいました。圧巻です😲
IMG_6737.JPG
IMG_6736.JPG

本校に設置される予定の歯科ユニットがこちら。シートはオレンジ色です。
IMG_6738.JPG
mb10746_re_or.jpg

このユニット、世界三大デザイン賞を受賞しているんです!
IMG_6732.JPG

実際に私たちも触らせてもらいました。
IMG_6728.JPG
IMG_6747.JPG
IMG_6753.JPG
IMG_6760.JPG

歯科衛生科の先生より。
「カメラの操作も思っていたより易しく、直感的に操作できます。できることが無限大に想像できるので、実技の授業が今からとても楽しみです😊」

新しい機器を取り揃えた実習室は、8月頃に完成する予定です。
歯科衛生士に興味がある皆さん、ぜひオープンキャンパスに来て、実際に見て触れてみてくださいね✨

2022/4/25 月曜日

☆新1年生の授業風景ご紹介☆

Filed under: 看護科, キャンパスライフ — yo @ 14:58:50

今日は、看護科1年生のクラスにお邪魔してみました。
IMG_1943.JPG

入学してからもうすぐ1か月、少しずつ学校生活にも慣れてきています。

看護科の授業はタブレットにインストールされている教科書を用いて行いますが、操作は早くもお手の物です。
IMG_1944.JPG
IMG_6583.JPG

この時間は、看護科副校長である加藤先生の「解剖生理学」。
IMG_1948.JPG
IMG_1950.JPG

人体の構造と機能を学ぶ、医療を志す者たちにとって登竜門となる科目です。

しっかりと知識を身につけて、今後の実技&実習に役立ててくださいね😊

ドクターハートのつぶやき(83) 

Filed under: プライベート — yo @ 14:07:29

心筋梗塞後のマクロファージ浸潤の意味について
  

福岡医療専門学校 顧問  桑木絅一(循環器専門医)

     心筋梗塞後のマクロファージの浸潤とその役割について

 心筋梗塞後壊死に陥った心筋には、マクロファージ(大型の一種の白血球)が、浸潤します。
心筋梗塞発症後、初期の段階では、まず炎症性マクロファージが浸潤し、心筋梗塞によりダメージを受けた組織を、炎症によって破壊、貪食します。
次いで、組織の修復を司るマクロファージの浸潤が続きます。これは、血管新生や繊維化を行い、梗塞心筋の瘢痕治癒化に寄与しています。
梗塞後の心不全は、梗塞により心筋収縮力が低下したために発生すると一般的には考えられていますが、この考えかたでは理解できない、心不全発症機序、即ち、「マクロファージ機能不全」、もあることが分かってきました。
即ち、梗塞心筋のいわば後始末、地ならしの作業のなど、一連のマクロファージによる心筋の「メインテナンス」不良によるもの、が原因であるものもある、といった新しい考え方です。
梗塞後の心不全を見るとき、心筋のダメージにのみとらわれないで、見かけ上、軽度のダメージでも心不全が発症する、即ち、マクロファージによる心筋のメインテナンス不良によるものもあるという、別の観点からの見方も念頭に置くべき、ということです。

2022/4/4 月曜日

ドクターハートのつぶやき(82)

Filed under: プライベート — yo @ 14:31:32

肺動脈血栓塞栓症(Pulmonary Artery TromboEmborysm)後に残った肺高血圧症

福岡医療専門学校 顧問  桑木絅一(循環器専門医)

 肺動脈圧は、右心室によって生み出されます。従って、当然、動脈圧つまり、血圧(左心室圧)に比べれば低値です.正常値は20mmHg以下です。
広い範囲の、とくに細い、肺動脈が 血栓により慢性的に狭窄・閉塞され、肺動脈圧が上昇、肺高血圧が進行します。肺高血症の症状は、息切れや動悸など、本症以外でもよく見られる、非特異的なものが多く、初めのうちは目立ちません。肺高血圧が6か月以上持続すると、やっと右心室の拡張や、肥大、頑固なむくみなど、右心系心臓障害の特徴的な症状がみられるようになります。 
 肺高血圧症の原因となる肺動脈血栓塞栓症(pulmonary artery thrombo-emborysm PATHE)は対しては塞栓症発症初期であれば、血栓除去術、肺動脈内膜形成術、など、外科的なアプローチが可能ですが、成績は悪く、結局、肺高血圧を残してしまいます。
本症の長期予後は悪くリハビリや再発予防に委ねることになります。

« 前のページ次のページ »

HTML convert time: 0.073 sec. Powered by WordPress ME.