ドクターハートのつぶやき(4) 下肢のむくみ(浮腫)
夕方になると足がむくむ、靴下のゴムの跡がくっきりとへこむ、これって「腎臓が悪い?」、
「心臓病?」と心配になった経験はありませんか?
確かに、むくみ(浮腫)は、腎臓が悪い(腎不全)、心臓が悪い(心不全)、時によく見られます。
腎臓からの排泄量(尿量)が減少し、循環血液量が多くなり過ぎ、
血液成分が組織間隙にしみ出して皮下に貯まってしまった現象です。
体重も同時に増加します。
しかしこれらは、病気としてはかなり進行した時に認められる症状です。
従って、元になっている腎臓病、心疾患があるのが普通です。
多くの場合、問題ないむくみであることが多いので、すぐには心配しないでください。
ポイントは、一晩やすんだ、つまり、起床時にはそれが消失していれば、安心してください。
しみ出た水分は血管の中に戻っていってくれます。
また、体重が毎日増加していても、 数日で1〜2Kg程度であれば、あわてないでよいでしょう。
そして、塩分(漬け物、醤油、塩魚など)の取り過ぎはないか?
チェックしてみてください。塩分は、循環血液量を増して、むくみを起こし易くします。
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